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BIZEN 備前焼




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独自の備前焼を追い求め続ける、篠原紅陽さん。

黒伊部(黒備前)、紅ちりめん、赤伊部

黒と赤のコントラストによる、『陰陽』の世界。

力強い焼きとフォルムの前では、
見る人を圧倒させるほどの、エネルギーを感じます。



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【茶器】

黒備前 紅ちりめんの茶碗、水指

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【うつわ】

どれも、窯からわずかしか取れない、一品です。
菓子器、銘々皿など。


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そして、白化粧を施した、新しい作品も。

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【花器】

一見、モノを寄せ付けないほどの存在感を感じさせる迫力ですが、
生ある花材を添えると、優しく受け止めてくれます。

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備前焼に惹かれ、修行の後、独学で【備前】を追及し続ける、篠原紅陽さん。

故郷の倉敷を愛し、この地で、独り備前焼に向かう。
中でも、室町・桃山時代の備前に強く惹かれ、約10年掛けて、
古窯跡や古備前を独学。
土、窯、焼成の研究を続けた。

「伝統に優る備前を」
「古備前を土台に、自分の備前焼を創る」

そのことを目標に、ひたむきに焼物と取り組む。
自宅のすぐ傍の裏山に工房を構え、
日の出よりも先に工房へ向う。
山の空気と、そこで制作することが、何よりも‘至福’の時、と話す。
備前土を生かすため、紐作り和積みの技法に拘り、全てが一貫した手造り。
土味が醸し出す、素朴な表情と大らかさ。
土の力量が発揮する、強さの中の品格。
備前焼が持つ、個性の象徴。

備前焼一千年の歴史の中で、【黒伊部】と言われる、焼成があります。
その歴史は古く、室町時代には、宗教行事に使用され、
桃山時代には、茶道具等格式ある焼物として作られ、
古田織部等の茶会にも使用されたと、伝えられています。
ダイナミックで奥行きのある、落ち着いた‘黒’。
その黒肌に映える黄胡麻の‘雅’。
武将達の心を捉えてならなかった、華やかさです。

【紅ちりめん】というのは、篠原さんのオリジナル、赤い備前焼です。
一千年の歴史の中で、存在しなかった焼成です。
色は紅色、肌は細やかなちりめん状。
そして、優しく胡麻が掛ります。
黒備前が【陰】の美なら、紅ちりめんは【陽】の美。
【陰陽】二つの引き合う力が、バランスの美しさを生み出します。

茶器や花器にはじまり、日常にも使えるうつわまで。
篠原備前を、古空間の中で、じっくり訪ねてみたいと思います。


【倉敷陶物語】  

備前焼 篠原紅陽(しのはらこうよう)
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by gshu-gwearch8 | 2012-06-24 08:40

SAKADU  酒津焼




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倉敷で唯一、父子相伝の窯元、酒津焼(さかづやき)。
明治2年より、140年続く窯元です。

今回出品くださった、岡本研作さんは6代目。
酒津焼は岡本さんの窯元唯一つだけです。

古くから地元の方に愛されています。


茶碗、茶入れ、水指、香合など、茶器を中心とした構成で、
釉薬のバリエーションによる作品の魅力を
披露してくださっています。



【茶器】


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そして、【インテリア】で楽しめるこんな作品も・・・・・


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【酒器】

お酒が大好きな岡本さん。
時には、お料理もなさいます。


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【花器】

茶陶を創る一方で、実は、立体物を創ることが大好き。
立体は、自分の個性を自由に表現できるから。
裏千家のお茶をされている岡本さん。
とても美しい所作で、お茶を点ててくださいます。
静かな物腰の岡本さんの、もうひとつの顔が、
花器という、立体に大胆に表れています。
釉薬の流れも「動」を感じます。


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倉敷最古、父子相伝の焼物、酒津焼。

倉敷の水源地で桜の名所、酒津公園のほとりに窯元があります。
酒津焼は、1869年(明治2年)、初代岡本末吉氏によって興され、
以来140年の歴史を継承する、倉敷で唯ひとつの窯元です。
鶴形山の麓、戎町に開窯し、倉敷新田灘の粘土を陶土に、
萩から陶工を呼び寄せて、制作されたのが始まりです。

1876年(明治9年)には、酒津に良質の陶土があることを聞き、
酒津に窯を移し、
甲山の南山麓、高梁川西岸、高梁川東岸、
酒津水門の現在の地へと築窯しました。
主に食卓で使う食器を中心に、制作されてきましたが、
昭和初期には、近藤悠三、濱田庄司、河井寛次郎、富本憲吉、バーナード・リーチ氏らの
来窯と指導が、その後の酒津焼に、大きな流れを与えました。

やや肉厚の素地に、たっぷりと掛けられた釉薬の厚み。
大らかで、深みのある味わいを醸し出しているのが、酒津焼の特徴です。
海鼠・萩・並釉・伊羅保・蕎麦など、数種類の釉薬を使い分け、
一層味わいを深く出しています。

6代目になる研作さんは、中でも、海鼠(ナマコ)釉を得意とし、
白・ベージュ・茶・青へと、色の変化による風情を引き出し、
ガラス質のような表情で、作品の骨格を引き立てます。
カーテンのドレープをデザインに取り入れ、造形で表現した、
花器や壺などは、ファンからも定評の高い作品です。
ゆったりとした見込みに、掌に優しい抹茶碗や、
水指の茶道具も、茶人に愛されています。

個性が光る、茶器や花器、そして茶事に使える器から、
日常の食卓を楽しませてくれる器まで。


地元で永く愛され続けてきた酒津焼の魅力を、
この古民家の空間で訪ねてみたいと思います。


【倉敷陶物語】
酒津焼窯元6代目 岡本研作(おかもとけんさく)
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by gshu-gwearch8 | 2012-06-23 09:15

【倉敷陶物語】



倉敷在住の陶芸家、

酒津焼窯元六代目:岡本研作さん
黒備前作家:篠原紅陽さん

の二人展を開催しています。


倉敷の風土を愛し、町を愛するお二人。

その地で生まれ出た作品を見て、触れて、
倉敷の町を旅するように、
作品に流れる物語を感じていただければ・・・・
と、思います。


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SAKADU 酒津 : Kensaku.OKAMOTO 岡本研作

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BIZEN 備前 : Kouyou.SHINOHARA 篠原紅陽

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1869年(明治2年)より140年続く、父子相伝の焼物、酒津焼。
倉敷の水源地で桜の名所、酒津公園のほとりに窯元があります。

6代目となる岡本研作さんは、
肉厚の素地に釉薬を厚く掛けた、酒津焼本来の特徴を継承しつつ、
独自の造形デザインで、茶陶を中心にうつわを創っています。


備前焼に魅せられ、陶芸家の道へと進んだ、篠原紅陽さん。

古窯跡、古備前を独学で研究し、
黒伊部(黒備前)と紅ちりめんの、
【陰陽】を表現した、独自の造形を確立。
酒器、花器を中心とした、器や茶器を創っています。


倉敷の地を愛し、
倉敷ならではで育まれた、陶工芸。

倉敷の街を旅するように、
その地の魅力と工芸の魅力を、物語にしてご紹介致します。


力強い作品と、気さくな人柄のお二人。

文化と人が奏でる物語のページを、
一緒に開いてみませんか・・・・・。



岡本研作 (酒津焼窯元) 公式ホームページ

http://www.geocities.jp/sakazuyaki/


篠原紅陽 公式ホームページ

http://www.geocities.jp/shinoharakouyou/



【倉敷陶物語】

2012.6.16(土)~6.24(日)まで。
作家在廊 16・17・23・24(土日) 岡本研作・篠原紅陽
       22(金) 篠原紅陽

am11:00~pm6:00まで。

会場: 〒671-1226 姫路市網干区高田297
              古民家ギャラリー WEARCH(ウィアーチ)にて。

連絡先: gallery集shu-(ギャラリー・シュウ) 
       090-1480-4270 
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by gshu-gwearch8 | 2012-06-20 07:27

土と花の調和


会場には、5月の花が、並べられた器と共に、咲き誇っています。

新緑のさわやかな風が吹いているようです。


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工藤さんの花器は、とてもシンプル。

普段、テーブルウェアーとしての器が人気ですが、
工芸の風情を纏った花器も、彼の得意分野です。

自然の草木はもちろん、
ちょっと個性の強い花も、十分受け止めてくれます。

一見、線の細そうなシティー・ボーイに見える工藤さんですが、
実は、とても骨の太い、情熱とゴンタなスピリッツを持つ
そんな彼の人柄通りの作品です。


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会期半ばになると、お花も模様替えです。



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だんだん日が長くなり、
夕方になると西日がガラスブロックを抜けて、
座敷を照らします。
この時間、工藤さんの器は、より太陽の色に輝き始めます。


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金環日食が見られた、この会期。

会場でお泊りの工藤さんも、早起きして、縁側でしっかり見られたそう。

5月のさわやかな風のような笑顔を残して、
北海道へ帰って行かれました。

次の作品展は、
ひとまわりも、ふたまわりも大きくなって、
彼のさわやかな笑顔と共にお出会いできること、
とても楽しみにしています。

今回会場に来てくださった、
ファンの皆さんからのメッセージです。







挿花 花材協力

大路久美子・森川君子



工藤和彦公式ホームページ

http://kazuhiko-k.jugem.jp/?eid=115

ブログ : 2012.05.22 Tuesday「WEARCH 私たちの架け橋」より
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by gshu-gwearch8 | 2012-06-20 06:50