土と花の調和
会場には、5月の花が、並べられた器と共に、咲き誇っています。
新緑のさわやかな風が吹いているようです。
工藤さんの花器は、とてもシンプル。
普段、テーブルウェアーとしての器が人気ですが、
工芸の風情を纏った花器も、彼の得意分野です。
自然の草木はもちろん、
ちょっと個性の強い花も、十分受け止めてくれます。
一見、線の細そうなシティー・ボーイに見える工藤さんですが、
実は、とても骨の太い、情熱とゴンタなスピリッツを持つ
そんな彼の人柄通りの作品です。
会期半ばになると、お花も模様替えです。
だんだん日が長くなり、
夕方になると西日がガラスブロックを抜けて、
座敷を照らします。
この時間、工藤さんの器は、より太陽の色に輝き始めます。
金環日食が見られた、この会期。
会場でお泊りの工藤さんも、早起きして、縁側でしっかり見られたそう。
5月のさわやかな風のような笑顔を残して、
北海道へ帰って行かれました。
次の作品展は、
ひとまわりも、ふたまわりも大きくなって、
彼のさわやかな笑顔と共にお出会いできること、
とても楽しみにしています。
今回会場に来てくださった、
ファンの皆さんからのメッセージです。
☆
挿花 花材協力
大路久美子・森川君子
工藤和彦公式ホームページ
http://kazuhiko-k.jugem.jp/?eid=115
ブログ : 2012.05.22 Tuesday「WEARCH 私たちの架け橋」より
by gshu-gwearch8
| 2012-06-20 06:50